美観を長く維持する。これがコーティングに求められるものではないかと思うのです。
一言で「コーティング」と言っても、種類、金額は様々です。 どんなに高い商品でも、一度施工したら「完全無敵」などというものは残念ながら無く、特に耐久性が高いと言われているガラスコーティングも、単体施工では耐久云々の前に水垢(スケール)に悩まされ美観を損ねてしまいます。
(単体使用では往々にしてスケールを寄せやすいデメリットが出るため、異素材との組み合わせでそれを解消するなどの工夫が必要となります) 巷には様々な価格帯の商品がありますが、「美観維持としての効果」は値段に比例していないなといろいろなコート剤を見てきて感じています。 とかくコーティングは成分性能ばかりがアピールされがちですが、「様々な謳い文句と実際の美観とは必ずしも合致しなかった」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 確かにコーティングは光沢をUPし汚れを落としやすくしますが、一番の目的は塗装に直接汚れを触れさせない=『犠牲皮膜』として代わりに受け止めることです。 これはあらゆるコーティングに共通であり、よって後の洗車の仕方やコート膜のメンテナンスも重要です。 本来であれば全てノーメンテでずっと行けることが理想ですが、コート層は塗装に直接汚れを触れさせない=『犠牲皮膜』としての仕事をしますので、そこの「ケア無し」というのはなかなか難しいのが現状です。
コート層も”最適な状態を保ってこそ”効果が最大限発揮されるからです。
なぜなら「それぞれのお客様、車両がすべて同じ使い方や同じ経過を辿るわけではない」からであり、このある意味当然の結果をいかに「補正」していくかが美観維持のカギとなります。 そのようなことから当店は、コート剤銘柄優先でのプロモーションは行っておりません。各メーカー・カラーなど塗装特徴に合わせてコート剤を選定しております。
これは美容室でカラーなどの薬剤をお客さんの髪質に合わせて選択するのと同じような感覚でとらえていただければと思います
これらのノウハウは創業から現在に渡りメンテナンスを通してデータを蓄積させていただいたお客様のおかげであり、それは今後も積み上がっていきます。 車両それぞれの経過にいかに向き合い、あわせたケアを行ってお客様の満足に最大限近づけるか・・それが当店の目指すところです。
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